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こんばんは。
Twitterで書ききれないため走り書きで記事にしました。


【漢字による「異次元変換」とは】

これまで記紀の時代の日光の記事を書いてきました。
「なぜ日光と呼ばれるようになったか?」というのは戦場ヶ原戦譚、二荒山神社の由緒などからすると分かりやすいです。
何度も重複しますが、

ふたあら・やま(男体山と女体山のふたつの神の山)
  ↓
二荒・山(漢字による当て字)
  ↓
にっこう(訓読み)
  ↓
日光(再度当て字)

と変遷しました。

もともとの話し言葉に7世紀頃の漢字導入の際は当て字をし、年月が経つとその漢字を訓読みするようになり、日本古代の意味が変わって伝わっている例です。

「日光」はまだ二荒山神社や伝承により、この変遷が分かりやすいですが、日本の地名や言語等、本来の意味が損なわれていたり、それらしい漢字に再度変換させられたことにより、言語、語源、本来の由緒等がはっきりとしない例が多いことを最近知りました。

自分はこういった変化を「漢字による異次元変換」と呼んでいます。

日本書紀や古事記といった律令国家時代以前の知識はこれまでありませんでしたが、BC600年以前の日本史の大きな障壁になっているのを実感できます。

江戸時代の新井白石は邪馬台国は大和にあった。漢字からの解釈ではなく「もともとの読み方」が重要である、と述べている意味が分かるなあと。


【「ら」と「ざ」の重要な意味】

「ら」や「ざ」は本来同じ発音、もしくは同じ意味であったのではないかと考えています。
その意味は「神」、「神聖な」という意味かと推測できます。
現在地名の語尾で漢字になっている「良、ら」、「座、ざ」は特にその可能性が高いかと。

「神」というのは本来の「神」という意味や「地域の有力豪族」という意味もあります。


本題へ。


【相模国の由来】

相模国-Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A8%A1%E5%9B%BD

【抜粋】=======================

7世紀に成立。相武(さがむ)国造[注 1][1]の領域(相模川流域、県中央部)と師長(しなが)国造の領域(酒匂川流域と中村川流域、県西部)を合したとされる。さらに、ヤマトタケルの子孫鎌倉別(かまくらわけ)の支配する鎌倉・三浦も加わる。

なお、もとは武蔵国と一つだったという説がある。賀茂真淵や『倭訓栞』には、身狭(ムサ)国があり、のち身狭上・身狭下に分かれ、語の欠落などでそれぞれ相模・武蔵となったとする。本居宣長は『古事記伝』で、佐斯(サシ)国を仮定し、佐斯上、身佐斯と分かれ、そののち相模・武蔵となったという。近藤芳樹『陸路廼記』などによれば総(フサ)国の一部が総上・総下となり、のち相模・武蔵となったとされる。しかしこれらの説は、武蔵国がかつては毛野国群馬県栃木県)地域と一体であったとする考古学の成果と合わない。

国名の語源は不明。前身とされる身狭上(ムサガミ)・佐斯上(サシガミ)が由来とする真淵や宣長の説もあれば、古代この地域の産物であったカラムシ(苧・麻布などの種)が訛った「ムシ」に由来するという説や、「坂見」の転訛(箱根の坂の上から見える地域)という説なども存在し、定説が確定できなくなっている(『神奈川県史』通史編1)。

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相模国は律令国家時代に、今の神奈川県(川崎市・横浜市北東部を除く)の大半と定まっています。

上記の成り立ちからすると、
① 相武国造(高座郡)
② 師長国造(足柄郡)
③ 三浦(三浦郡)
の3つの国から成立したこととされています。


【私説:高座郡の異次元変換】

たくさんのら(神)
  ↓
高倉・太加久良(漢字の当て字)
  ↓
高座(漢字変換)
  ↓
こうざ


【相模は3つの神(ら)の国】

Wikipediaの3つの地域を昔読みにしてみます。
① たかく・ら(高倉・高座郡)
② あしが・ら(師長・足柄郡)
③ みう・ら(三浦郡)

3つの神(ら)の国ではないかな・・・と推測できます。
「神」とは、記紀でいう「国津神」、地域の有力豪族です。

私説ですが、

みっつのかみのくに
  ↓
三つかみのくに(漢字の当て字不明)
  ↓
さがみのくに
  ↓
相模国(漢字の当て字・異次元変換)

なのかな・・・という私説です。


【雑記】

最近地名の語尾の「ら」の歴史的な重要性に気づきました。これも日光の「ふたら」から気づいたことです。
今の地名は漢字が主で、かつ当て字になっているため、一見意味が通りそうなものも不可解なものが多いです。
「三浦」の「浦」は漢字の意味で、まさしく「浦」のところもあれば、三浦のように一見筋が通っているようで疑問に思う地名も多いです。

相模国は「みう・ら」、「たかく・ら」、「あしが・ら」の3つの「ら」。これはたまたまなのでしょうか・・・。

今後思い出したら、三浦・高座・足柄の由来を調べてみたいと思います。